「センチメンタルな秋」になると意味もなく物思いに耽る

今週のお題「センチメンタルな秋」

最近の政治に対して、ヒーロー的なリーダーを望む動きが出てきている。これは、民主主義国家にとっては悪い動きだ。なぜなら独裁者を産む土壌となるからだ。しかし、優れた独裁者と衆愚政治の問題はまだ検証しきれていない難しい問題だ。

優れた独裁者のほうが圧倒的にパフォーマンスはよい。しかし、豹変した場合、凡庸になった場合、後継者が優れていない場合、など継続性にリスクがある。衆愚政治はぬるま湯のまま没落する可能性を多分に秘めているが、健全に保たれる限り新陳代謝して継続していける。

独裁政治を新陳代謝するには、革命が必要となる。その際には多くの場合血が流れることになる。その一点においては、民主政治は独裁政治よりも優れている。
日本でも明治維新では、坂本龍馬西郷隆盛などを始め多くの有能な人材を失った。このことは、国家にとって大きなマイナスとなった。この点は歴史から容易に学べる。しかし、民主政治が現れてからまだ間もない。検証するには数百年の年月が必要となるだろう。

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