電力争奪戦

南関東の企業は、生産拠点の移転を検討しているとのアンケート結果が出ていたが、一体どこに移転するというのだろう。浜岡原発が停止した今、中部電力も余力はないどころか電力供給が厳しい状態だ。

では、それよりも西に行けばよいのか?否。原発が再稼働できない状況では遅かれ早かれ電力不足に陥る。
さらに日本を出て海外に活路を求めても、基本的には電力事情はよくない。中国などは日本よりも厳しい状況だ。他の新興国も経済発展に伴い、同じ現象となるだろう。

であれば、日本で頑張るほうがいいかもしれない。今の技術水準を維持出来れば技術革新を起こす、または起きたものをキャッチアップすることができる。つまり、どこかでイノベーションが起きなければ電力問題が解決しないのであれば、技術水準の高い地域で頑張ることが賢明な判断となる。

今後大きなイノベーションがなければどんどんと電力が高くなっていく。しかし、それによって、新エネルギーがコスト的に見合いやすくなることも意味する。いつ、どこで、イノベーションが起きるか?競争の時代だ。

さて、今日はこのあたりで。