auの反撃


aufacebookとの連携や公衆無線LANの無償提供など積極的に展開している。felicaへの対応も早く、デザイン面でもINFOBARの復活などここに来て存在感を増している。スマートフォンへの参入では遅れを取ったが、徐々に巻き返してきていると言える。

また、Androidがシェアを伸ばしてきているのも追い風になっている。これまではiPhoneの独り勝ちだったが、最近はAndroidの安定性も上がり機能・アプリも充実してきている。ワクワク感ではまだiPhoneに軍配が上がるが、Androidも便利に使えるようになってきている。

auAndroidを使って、リッチなスマートフォンを構築してきている。日本では魅力的な製品でも海外で戦えるかが問題だ。海外で受け入れられなければ、またしてもガラパゴス化の憂き目をみる。日本がガラパゴス化してしまった要因として、海外でガラケーがほしいと思わせるコンテンツが提供できなかったからではないだろうか?

時代はかわり、今は海外でもスマートフォンが普及してきており、リッチなコンテンツも増えてきている。つまり、リッチなスマートフォンが普及するためのマーケットが成熟してきていることになる。日本で培ったサービスを海外に展開するチャンスがやっと到来してきている。auはタイミングよくfacebookと提携できたことで一気に勢いに乗る可能性もある。

しかし、一点気になることがある。日本でのfacebookのユーザ数の伸びが止まったことだ。auは足元の日本で足元をすくわれないように気をつける必要がある。

さて、auのガラスマ戦略は成功するだろうか?