「しあわせ」の定義

今日は祖母の1周忌で、お坊さんのお説教がとてもいい話でした。
お釈迦様の話のようでリーダー論でもありました。サンデル教授の昨日の特別講義の話、
ザッケローニ監督の話など世の中にアンテナを立ててないと話せない話題ばかりです。

そのなかでも「しあわせ」の話について、書いておこうと思います。

サンデル教授の特別講義からの話ですが、震災時に日本の人たちが協力しあい、
助け合っていたことに海外の人(ボストンの学生)は驚嘆して、
「素晴らしい人たちと同じ時代に生きられたことを誇りに思う」と発言していました。

このとき、「しあわせ」について日本人の感覚をあまりうまく説明できていなかったそうです。
お坊さんが言うには「しあわせ」の漢字を見せればすぐに説明できた、というのです。

「しあわせ」の漢字と言えば「幸」ですが、昔の日本人は「仕合せ」と書いていたそうです。
お互いに仕え合う、まさに震災時に助け合った日本人の姿です。
そんな感覚が「仕合せ」の漢字が使われなくなった今でも息づいていているということでしょう。

という話を聴きながら「仕事」も同じ字だなぁ。
プロジェクト・マネージャは、チームを協調させてひとつの目的を
達成させる「仕事」であり、「しあわせ」を産み出すことなのかなぁ、
と想っていました。

ところで、総務省より「デマ削除要請」が出ているようなので、語源を調べてみました(^^;
「仕」という字は当て字で、元々の意味は「めぐりあわせがよい」という意味のようです。